人のピリオド、神のカンマ

04月 8日 2005年 | カテゴリ: 未定 | コメント: 0 »

牧師浅田容子

人のピリオド、神のカンマ

ルカ福音書13:7-9

「も う三年もの間、このいちじくの木に実を探しに来ているのにのに、見つけたためしがない。だから切り倒せ。なぜ、土地をふさがせておくのか。 園丁は答え た。御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。そうすれば、来年は実がなるかもしれません。もしそれで もだめなら、切り倒してください。(ルカ福音書13:7-9) ハッピーイースター!今年は3月27日がイースターです。イースターが来ると桜を初め春の花々が一気に咲きだす最高の季節になります! 日本ではこの桜の季節が入学式入社式など、新学期のスタートです。しかし、この喜ばしい時に、入学試験に不合格となって希望を失って暗い思いで過ごして いる多の若者がいることを思わされます。人生は長いのです。今が最終点はありません。今は「忍耐の時」です!静止の時、成長を待つ時です。 関西学院中学部長を長年勤められた故矢内正一先生は、毎年、中学部に不合格となった多くの少年達に「不合格者を励ます手紙」を送られたのです。「私が心 から願うことは、どうかこの失敗によって君が将来かえって立派な人間になってもらいたいということです。夏目漱石は学生時代に落第しています。彼は落第と ともにはっきり人間が変わって、強い人間になりました。」(矢内正一著「一隅の教育」)初めて入試に失敗して傷ついている若者を配慮された、何と心優しい 教育者でしょう! 教会も新年度ですね。昨年を振り返るとき、なかなか教会成長が見られず失望している点も多々あります。メソジスト教派の「教会リーダーシップトレイニン セミナー」で、教会成長の判断基準は、1)会員数増加、2)礼拝などの集会出席数の増加3)教会会計の伸び。とノエルチン教区長が言われました。 なかなか急には教会成長は見られないものです。我々の会員数は、一昨年(2003年度)はプラス5でしたが、昨年度は帰国者2名で、入会者は無く、マイナ ス2でした。礼拝出席数は前年度と同じでしたが、家庭集会などは伸びました。教会会計は順調に成長し、赴任当初はマイナス会計でしたが、一同の努力の結 果、素晴らしい伸長が見られます!我々の教会は少しずつ健康な成長していると思います。皆様の評価は如何ですか? アメリカの教会は日本と比べると「評価」が重視される点は厳しいものがあります。牧師に対しても「牧師関係委員会: PPR= Pastor-Parish Relation Committee」で評価します。日本では考えられない事でしょう?我々の教会はメンバーがわずか14名のため「牧師関係委員会」は組織されていません が、今年は組織したいと思っています。評価の目的は牧師の欠点をあげつらう事ではなく、教会のミッション、ミッション計画が果たされているか、教会の成長 がなされているかを評価の基準にすべきだと言われています。どの教会も年度初めの計画案に比べると目標達成率は低いので、失望しがちです。急には成長(特 に霊的成長)は見られないからです!長年にわたって成長が見られないと、あきらめて「教会形成」の努力をやめ、教会閉鎖の決断をする教会もあります。神様 のご計画はどこにあるのでしょうか?・・・ 「イエスは盲人の手を取って、村の外に連れ出しその目に唾をつけ、両手をその人の上に置いて、「何か見えるか」とお尋ねになった。すると、盲人は見えるよ うになって、言った。「人が見えます。木のようですが、歩いているのが分かります。」そこでイエスがもう一度両手をその目に当てられると、よく見えてきて いやされ、何でもはっきり見えるようになった。」(マルコ福音書8:22-25)イエス様の宣教に対する熱情と忍耐を知らされます。完全に盲人が癒される まで、繰り返し、繰り返し、手を当てて癒されました。決してあきらめませんでした!伝道には時間がかかるのです。一時的な失敗やつまずきでは判断できない 「神様の時間的余裕」があるようですね。「人間のピリオド、神のカンマ」という言葉を日本キリスト教団の「宣教師への便り」で見て、考えさせられました。 元の言葉は、アメリカの俳優(グレイシーアレン Gracie Allen)が語った「神様がコンマを打っておられるところに決してピリオドを打つな。」という言葉です。人間はすぐにピリオドを打ってしまいますが、神 様にとっては「カンマの時」であり、忍耐して聖霊の導きを謙虚に待つようにと教えておられるのです。あわててピリオドを打たないように致しましょう!ご一 緒に「御手の中で(In His Time)」を讃美しませんか? 1)み手の中で、すべては変わる讃美に、わが行く道を、導きたまえ。あなたのみ手の中で。 2)み手の中で、すべては変わる感謝に、わが行く道に、あらわしたまえ。あなたのみ手の業を。 「三年間実をつけないこのイチジクの木は切り倒せ」との命令に対して、管理人(イエス様)は「もう一年待ってください!肥料をやって成長するように世話を します!」と執り成して下さいました。有難い事ですね!イエス様は我々を見守り、実を結ぶようにと養い育てて下さっています。成長させて下さるのは神様で す。「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。植える者でも水を注ぐ者とは一つですが、それぞれが働きに応じて自分 の報酬を受け取ることになります。わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。」(第1コリント3:6- 9) 今年度も与えられている賜物をお捧げし、喜びを持って伝道に励みましょう。復活のキリストが先立っておられます!!